竜田揚助の数理科学解説所

数学、物理、について書いてます。

私の夏休み

非常にどうでもいいことだが私はいま夏休みの真っ只中である。私の長い夏休みについて何か書いたところで誰も喜ばないのは明らかであるが、かと言って不快になるわけでもあるまい。そう言うわけで私の夏休みについて何かたらたらと文章を書き連ねていこうと思う。

 夏休みといっても立場によっていろいろだろう。小学生にとっての夏休み。受験生にとっての夏休み。大学生、会社員、経営者、主婦、、、、当然毎日が夏休みかのように生きている人も、夏休みを一日も取れないブラック企業の構成員だと言う人もいるだろう。こんなふうに立場によって全く違って見えるものだが、ここで書くのは大学生にとっての夏休みである。普通7月から始まるのが大学生の夏休みというものだろうと勝手に考えていたが、始まったのはつい最近で、今はちょうど2、3週間目といったところだろうか。一応それなりに充実しているが、他人が見ればそうでもないらしい。私の夏休みの一日のスケジュールをざっくりと紹介すると次のようになる。

まず起床は午前10時前後で朝食を取りながらじゅん散歩を見る。そのあとは自室にこもって2時ごろまで何か好きな勉強をする。私はひねくれているから大学の勉強は一切したくないが、自分でテーマを選んだものなら4時間程度続けて机に向かっていられる。大体一週間にわたって、数学か物理の分野で気になるものを選んでテーマとする。それについて書かれた本を図書館で借りるか、購入するかして本棚の使われていないスペースに積んで置く。それらを全部30分くらいかけてざっと目を通し、一番よさそうなものをメインテキストとして愛用する。残りの数冊は全部、メインテキストでわからない箇所を参照するためだけににおいておく。なんだか贅沢だが、これがなかなかおすすめの勉強法である。今はさすが情報社会というだけあってわからない箇所はググればたいてい出てくるが、やはり大学の先生が時間をかけて書いて、販売している本のほうがわかりやすいと思っている。だから何冊も本棚においておいて、わからない箇所があれば、あたかもググるかのようにその本たちをあさってみるのだ。いわば有料でアナログ版のインターネットである。

 話がそれたがこうして午前は瞬く間に過ぎてゆく。昼食を取った後にはバイトが待っているから大急ぎで用意して向かっていく。塾のバイトはなかなか夜型で、たいてい11時ごろに家に着く。もう少し早い時はスーパーで激安商品を買いあさって晩のおやつにするのだが、何が安いかはその日のお楽しみというやつで、セロリだけが半額だったり、定価が3000円もするアワビが2000円になっていたりと、なかなかパッとしない日も少なくない。反対にパットする日というのは、自分的には、貝類や刺身、生ハムの類が安かったときだろうか。そこのスーパーは割とリッチなマダムもちらほらいるから、誰も食べ方を知らないような高級魚もたまにおいてあったりして、閉店が近づけば案の定7,8割引きくらいでたたき売られているのである。これはネットが言っていた話だが、最近はコロナで料亭が魚の仕入れを減らしていて、それがスーパーにながれているらしい。コロナの前からずっと夜のスーパーに通っていた自分的にはあまり変化の実感が得られないが、ぽい理屈だからきっとそれは正しいんだろう。そんな風にしてサバやアジなんかよりも安い値段で買ってきた高級魚を、昔ぼおっと眺めていた魚をさばく系youtubeの記憶を頼りにそれっぽくさばいて、塩焼きやムニエル、アクアパッツァのような魚料理にして食べるのが人生で一番楽しい時間なのだ。

 そのように料理して風呂に入れば日付をまたぐことになってしまう。最近は耐水スピーカーを買ってから長風呂をするのにはまってしまったから余計に夜が深まってしまい、風呂から上がると2時なんてこともあったりする。それでも10時に起きるのだから、3時過ぎまで起きていられると思って、朝の勉強の続きをしたり、本を読んだり、あるいはこうしてブログに日記のようなものを書いたりする。これを今のところ週に5日間ほど繰り返し、残りのバイトのない日はむしろバイトがある日よりもずっとだらだらと過ごしていたりしている。こんな生活もあと何週間かで終わるのだが、長期休暇において、バイトの存在はなかなかありがたいものだ。バイトがあったら休暇ではないとみることもできるような気がするが、バイトのおかげで人と会話することができるし、なにより高校数学を教えるのは頭の良い体操になってよい。受験時代は早く大学の数学を本格的に勉強したいとおもっていて、高校数学はあまり好きではなかったが、いざ大学に入ると今度は高校数学がパズル遊びのように見えてなかなか面白いのだ。とはいうもののわざわざ時間を割いてやるのもためらわれるのでバイトでやっているのがちょうどよい。なにしろ一コマやれば少しばかりの小遣いがもらえるのだから。

これが私の夏休みである。健康的ではないが結構規則的でよいと思う。だが少し冷めた目で見てみると、たいそう寂しいヴァケーションであることに気が付く。まず人との交流はバイト先の生徒と社員数人によってかろうじて保たれている。当然色っぽいことはないし、最近は友人とばったり顔を合わせることもまったくない。そういえば今日はすこしの面識だけある小学校の先輩に会ったけれどそれはノーカウントだ。彼の後頭部はだいぶ薄かったから、もしかすると結構人生に苦労しているのかもしれない。遺伝だったら大きなお世話だが。

 それでも個人的にはこれでいいと思っている。今のところは一週間に1分野の本を読むという目標も果たせている。一応紹介すると、流体力学ルベーグ積分電磁気学を勉強した。それに最近風情を感じることにはまっている。例えば窓から見える夏独特の雲が風でわずかに動いている様子であろうか青い空とのコントラストがよい。ほかにもいろいろ見つけていたが全部忘れてしまった。風情というのはほんの少し感性を集中させれば意外とすぐに見つかるもので、見つけられると謎の幸福感が得られる。

 最後に今後読みたい本のリストだけ紹介して終わろう。

といったところだろう。もともとそこまで活字好きではないのですべて読む前に力尽きるだろうが、まあ可能な限り多く読みたいものだ。さあもう少しだけ続く夏休みも楽しもうか。